桜を見る会に付きまとう胡散臭さ

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新宿御苑のサトザクラ
新宿御苑(2015年4月18日撮影)

季節はずれですが、上の写真は新宿御苑のサトザクラです。いわゆる八重桜でソメイヨシノより遅い時期に咲きます。ボリュームのある花の眺めは圧巻です。

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総理主催「桜を見る会」

新宿御苑で毎年開催されている桜を見る会は首相官邸からツイートされています。リンク先のホームページには写真や動画も掲載されています。

きりがないので3回分にしておきます。来年の桜を見る会の中止が発表されましたが、招待者を適切に選びさえすれば、中止にする必要はなかったのではないかと思います。

「桜を見る会」関連の公文書管理

ハフポストの記事

桜を見る会関連の公文書の状況について、ハフポストに記事が載りました。分かりやすく納得の内容ですので一読をお勧めします。

12月13日午前の官房長官記者会見

12月9日(月)に臨時国会が閉会しましたが、13日(金)午前の官房長官記者会見では桜を見る会に関する質問が相次ぎました。

内閣官房が取りまとめていた政治家に絡む推薦名簿廃棄について質問されると、特に悪びれた様子もなく「(桜を見る会の)終了後、遅滞なく廃棄したという報告を受けた」という説明を繰り返しました。

内閣官房だけ推薦名簿の保存期間が1年未満

2年前に「行政文書の管理に関するガイドライン」を改正

いわゆる森友問題に関連した財務省による決裁文書の改ざんや防衛省の日報問題などで明らかになった公文書の杜撰な管理を是正するため、2017年12月に「行政文書の管理に関するガイドライン」が改正されました。この中で、 意思決定の過程や事務及び事業の実績の合理的な跡付けや検証に必要な行政文書は原則として1年以上保存することが新たに明記されました。

1-(1)の保存期間の設定及び保存期間表においては、歴史公文書等に該当しないものであっても、行政が適正かつ効率的に運営され、国民に説明する責務が全うされるよう、意思決定過程や事務及び事業の実績の合理的な跡付けや検証に必要となる行政文書については、原則として1年以上の保存期間を定めるものとする。

出典:内閣府ホームページ 行政文書の管理に関するガイドライン 第4 整理  3 保存期間 (5)

公文書の保存期間の運用は各府省庁にお任せ

各府省庁は「行政文書の管理に関するガイドライン」に沿って文書管理規則をそれぞれで作って行政文書を管理しています。

そのため、桜を見る会の推薦名簿の保存期間は府省庁によってバラバラ。ほとんどの府省庁が1年以上と決めたのに対し、内閣官房だけが1年未満としていました。

では、内閣官房が保存期間の原則を曲げて1年未満としていた理由は何でしょうか。ほかの府省庁の推薦名簿との違いを考えると、政治家に絡む名簿だけは後日検証されないようにする必要があると考えたからと思わざるをえません。だから遅滞なく廃棄したのでしょう。

招待者名簿の保存期間も1年未満

桜を見る会の招待者は、各府省庁の推薦名簿を踏まえて、内閣官房と内閣府で最終的に取りまとめています。この招待者名簿の保存期間も1年未満となっていました。ガイドラインの原則を曲げて対応した結果、「行政が適正かつ効率的に運営され、国民に説明する責務が全うされるよう 」にガイドラインを改正したにもかかわらず、桜を見る会が適切かつ効率的に運営されたか検証できなくなってしまいました

政治家による推薦はやめるべき

たとえ内閣官房の推薦名簿が廃棄前で存在していても、黒塗りされた名簿しか公表されなかったでしょう。廃棄されていても廃棄されていなくても、誰が推薦されたか分からないという点では結果は同じです。おそらく招待者名簿についても同様でしょう。

つまり、政治家による推薦に関しては、不適切な人物が推薦されていないかどうか、適切な人選が行われたかどうかを検証できない運用になっているのです。

桜を見る会については、政治家による推薦名簿の提出をやめるべきです。こっそり内閣官房の推薦名簿に潜り込ませることも言語道断です。

前日の懇親会の件

12月2日(月)の参議院本会議の代表質問で、首相の後援会がホテルニューオークラで開催した前日の懇親会は公職選挙法違反にあたらないと安倍首相は答弁しました。

来年の桜の季節まで疑惑を引きずるのが嫌なら、懇親会の明細書の再作成をホテル側に依頼して、説明が事実であることを証明しましょう

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