
以前はスマホのデータ通信量は月3GBで十分でした。自宅で動画を見るときには固定回線(ケーブルインターネット)を利用し、外出時には動画をあまり見ないからです。
一方、実家にはネット環境がなかったので、帰省中にノートパソコンやタブレットでネットを利用したい時はスマホのテザリングを介して接続していました。
今年の春から月1回のペースで帰省するようになって滞在日数も以前より長くなったので、スマホのデータ通信量を3GBから7GBに変更してやり繰りしていました。
WiMAX導入の概要
今回の帰省は正月をはさんで滞在日数がこれまでで最も長くなる予定です。12月18日朝に実家に戻ってきた時点で12月分のスマホのデータ通信量の残りが約6GB。大晦日までの残り14日間で使うには全然足りない状況でした。
ということで、実家にネット環境を導入することを決意しました。年内に開通させるため、回線工事要らずのWiMAXを導入しました。
20日(金)夕方にプロバイダに申込んで、23日(月)にホームルーターが届きました。
ホームルーターの準備は超簡単です。
- 同梱されているnanoSIMカードを本体に差し込む
- ACアダプタのプラグをコンセントに差し込む
- 本体にACアダプタをつなぐ
受信レベルのランプとStatusランプが正常に点灯すればルーター側の準備はOKです。
あとはスマホやパソコンで該当するSSIDを選んでパスワードを入力したら、無事インターネットに接続できました!!
できるだけ受信レベルの良い場所にルーターを設置すると通信速度が速くなります。
ネット環境導入を決意してから開通するまでの経過
実家にネット環境の導入を決意してからプロバイダに申し込んでネットが開通するまでの途中経過を簡単に書いておきます。
ケーブルインターネットにするかWiMAXにするか
実家は中海テレビというケーブルテレビに加入しています。そこのインターネットサービスを利用するという選択肢もありますが、回線工事が必要になります。申込みから登録に3日程度、さらに工事日まで待たされます。
今回はなるべく早くネット環境を導入したかったので、工事が要らないWiMAXを利用することにしました。
受信エリアを確認する
無線によるサービスであるWiMAXの場合、電波を受信できなければネットを利用することができませんので、契約する前に受信可能エリアかどうかを確認する必要があります。
各プロバイダのウェブサイトには受信エリアの確認サイトへのリンクが張られています。
確認方法にはサービスエリアマップとピンポイントエリア判定の2種類があって、住所から判定する後者で確認することをお勧めします。
実家の判定結果は△で「窓からの距離があるなど、ご利用場所の状況により、圏外となる場合がありますので、Try WiMAXでのご試用をお勧めします。」と表示されました。Try WiMAXはルーターを無料で約2週間試すことができます。確認サイトの判定はあくまでシミュレーションなので、(今回は省略しましたが)実物で事前に受信レベルの確認をしておくと安心です。
プロバイダを選ぶ
WiMAXの回線はUQ WiMAXが運用しています。そのほかに多くのプロバイダもWiMAXのネットサービスを提供しています。どのプロバイダと契約しても通信エリアと通信速度は同じです。プロバイダによる違いは主にキャンペーン特典(通信料金の割引、キャッシュバックほか)、契約解除料などです。
契約期間には注意が必要です。更新月(契約期間満了の翌月の場合が多い)以外で解約する場合は高額の契約解除料(違約金)を支払う必要があります。中には縛りのないプロバイダもありますが、代わりに通信料金が高めに設定されているようです。
ネットで検索すると次の3つが候補に挙がりました。いずれも端末代金は無料です。この表では利用開始月の翌月を1か月目としています。
GMOとくとくBB | Broad WiMAX | JP WiMAX | |
---|---|---|---|
契約事務手数料(税別) | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
初期費用 | 0円 | 0円(18,857円) | 0円 |
ギガ放題料金(税別) | 日割(利用開始月) 3,609円(1~2か月目) 4,263円(3か月目~) | 日割(利用開始月) 2,726円(1~2か月目) 3,411円(3~24か月目) 4,011円(25か月目~) | 日割(利用開始月) 2,800円(1~2か月目) 3,500円(3~23か月目) 4,100円(24か月目~) |
キャッシュバック等 | キャッシュバック 34,700円 | なし | Amazonギフト券 1万円分 |
契約期間 | 24か月/36か月 | 3年 | 3年 |
契約解除料(税別) ※更新月は0円 | 24,800円(~24か月目) 9,500円(26か月目~) | 19,000円(~12か月目) 14,000円(13~24か月目) 9,500円(25か月目~) | 30,000円(1年未満) 25,000円(1~3年) 9,500円(それ以降) |
3年間の総額 | 120,460円 | 131,626円 | 125,400円 |
※表中の金額は2019年12月27日現在。
比較検討する際に気をつけるべき注意点と見逃すべきでない利点を挙げておきます。
GMOとくとくBBのキャッシュバック をもらう際の注意点
GMOとくとくBBのキャッシュバックをもらうには、10か月後(端末発送月を含めると11か月目)に届く案内メールに返信する必要があります。案内メール送信日の翌月末日が返信の期限です。メールは忘れた頃にやってくるので、メール自体を見落としたりメールに返信しなかったりでキャッシュバックをもらい損ねる人もいるようです。
Broad WiMAXの初期費用のWEB割キャンペーンに関する注意点
Broad WiMAXの初期費用18,857円をWEB割キャンペーンで0円に割引するという仕組みが複雑怪奇です。WEB割キャンペーンの適用条件には安心サポートプラス(月額550円)とMy Broadサポート(月額907円)の2つのオプションへの加入が含まれています。商品到着後に解約して構わないのですが、無駄に手間を掛けさせられている気分になります。さらに、24か月以内に解約すると契約解除料に加えてWEB割キャンペーンの違約金9,500円が課せられることにも注意が必要です。
Broad WiMAXに申し込んでAmazonギフト券をもらう方法
Broad WiMAXは公式サイトから申し込むとキャッシュバック等はありませんが、特定サイト(複数あります)を経由して申し込むとキャンペーン特典としてAmazonギフト券1万円分がもらえます。
契約の申し込み時にキャンペーンコードが発行されるので、ルーターの到着後に指定URLにアクセスしてキャンペーンの申請手続きを行います。
JP WiMAXは比較的シンプル
JP WiMAXは公式サイトから申し込んでもキャンペーンのAmazonギフト券1万円がもらえます。通信料金もBroad WiMAXよりちょっぴり高いだけです。
検討結果
3年間の費用総額を比較すると、GMOとくとくBBが最も安くなります。ただ、キャッシュバックの手続きが10か月後という点が引っ掛かりました。Broad WiMAXでもAmazonギフト券をもらうようにすれば、GMOとくとくBBとの差は約1,200円に縮まります。
その結果、プロバイダ比較.netというサイトを経由してBroad WiMAXに申し込むことにしました。
キャンペーン特典の内容は頻繁に変更されるので、来月には優劣が変わっているかもしれません。
端末を選ぶ(モバイルルーターにするかホームルーターにするか)
Broad WiMAXで取り扱っているルーターは以下の4種類で、W06とWX05が携帯可能なモバイルルーター、L02とHOME01が据え置き型のホームルーターです(2019年12月27日現在)。ホームルーターはLAN接続端子も備えています。
W06 | WX05 | L02 | HOMe01 | |
---|---|---|---|---|
WiFi接続時 下り最大速度 | 867Mbps | 440Mbps | 867Mbps | 440Mbps |
重量 | 125g | 128g | 436g | 338g |
同時接続 | 16台 | 10台 | 42台 | 22台 |
製造元 | ファーウェイ | NECプラットフォームズ | ファーウェイ | NECプラットフォームズ |
モバイルルーターもホームルーターも通信性能的に大きな差はありません。外出時にも使う人はモバイルルーターを選ぶ必要があります。
実家用ということでホームルーターにすることは最初からほぼ決定事項でしたので、最大速度が速いL02を選びました。
料金プランを選ぶ
Broad WiMAXの料金プランは、ギガ放題プラン(月データ通信量制限なし)とライトプラン(月データ通信量7GB)の2種類です。
スマホの7GBが足りないので導入しようとしているので、ギガ放題プランで決まりです。
プロバイダに申し込む
20日(金)夕方にプロバイダ比較.netのサイトからBroad WiMAXに申し込みました。契約の申し込み完了画面にキャンペーンコードとキャンペーン申請用のURLが表示されます。Amazonギフト券をもらう際に必要になりますので、写し間違えのないようにメモしました。スクリーンショットに残しておけば確実でしょう。
申し込みが完了するとBroad WiMAXから受付通知メールが送られてきます。メールにはキャンペーン申請用URLは記載されていますが、キャンペーンコードは記載されていません。
翌21日(土)にルーターが発送され、23日(月)に実家に届きました。昼頃の配達時にたまたま不在にしていたので、再配達で受け取ったのは夕方になりました。
届いた荷物を見たら発送場所が東京都江戸川区だったので、自宅(江東区)ならもっと早く届いたかもしれません。
ネットに接続する
概要にも書いたように、ホームルーターの準備は超簡単です。面倒な配線も要らないので、IT機器というより家電のような感覚です。
- 同梱されているnanoSIMカードを本体に差し込む
- ACアダプタのプラグをコンセントに差し込む
- 本体にACアダプタをつなぐ
しばらくして、受信レベルのランプとStatusランプが正常に点灯すればルーター側の準備はOKです。
あとは普通にWiFi接続する要領でスマホやパソコンを操作するだけ。該当するルーターの識別名(SSID)を選んでパスワードを入力したら、無事インターネットが使えるようになりました。
ルーターの設置場所を探す
WiMAXはルーターの設置場所が通信速度を大きく左右します。できるだけ丁寧にルーターの設置場所を探して、最も受信レベルの良い場所に設置すべきです。
ルーターが届いた日(23日)
ルーターを受け取ったのが夕方だったので、ルーターの設置場所をざっとしか探せませんでした。
実家の1階では受信レベルを示すルーターのランプが4個のうち1個しか点灯しません。2階でもほとんどの場合1個しか点灯せず、西側と南側の窓の近くだけ2個点灯することがあります。下り通信速度は10~20Mbps程度で、かなり期待はずれでした。実家周辺の地形は平坦で、実家の周囲には2階建ての戸建て住宅しかないので大丈夫だと思って事前の無料お試しをしなかったことを若干後悔しました。
再設置(26日)
ファーウェイ製のルーターは、HUAWEI HiLinkというアプリの機能「ベストポジション」を利用すると受信レベルをより詳細に確認できるので、最良の設置場所を探してみました。
アプリで確認しながら設置場所を探したところ、南側の窓の右端あたりで受信レベルのランプが3個点灯する場所が見つかりました。下り通信速度は40Mbps前後になり、自分の用途には十分な速度が出てくれてホッとしました。良かった、良かった。
ルーターが最良の位置から上下・水平のどちらに数センチずれても受信レベルが低くなりますし、同じ位置でもルーターの向きによって受信レベルが変わります。思っていた以上にルーターの設置場所の大切さを実感しました。
ルーターは2階の部屋に設置しましたが、1階の部屋でも庭でも問題なく接続できています。
Amazonギフト券キャンペーンを申請する
24日(火)夕方にキャンペーン申請用URLにアクセスして手続きを行いました。申請には(契約申し込み完了時に画面に表示された)キャンペーンコードの入力が必要です。
翌25日(水)夜にプロバイダ比較.net運営事務局からメールでAmazonギフト券のコードが送られてきたので、早速Amazonのアカウントにギフト券を登録しました。
オプションサービスを解約
24日(火)夜にはBroad WiMAXのカスタマーサイトで安心サポートプラスとMy Broadサポートのオプションサービスを解約しました。
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