日本の地球温暖化対策は大丈夫?

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安倍総理の施政方針演説から感じる温暖化対策の取組みへの本気度

昨日(1月20日)開幕した通常国会で安倍総理が施政方針演説を行いました。

施政方針演説の中から地球温暖化対策に触れた部分を抜粋しました。

我が国は、五年連続で温室効果ガスの削減を実現いたしました。二〇一三年度比で十一・八%の削減は、G7の中で英国に次ぐ削減量です。長期戦略に掲げた脱炭素社会を早期に達成するため、ゼロエミッション国際共同研究拠点を立ち上げます。米国、EUなどG20の研究機関の叡智(えいち)を結集し、産業革命以来増加を続けてきたCO2を、減少へと転じさせる、「Beyondゼロ」を目指し、人工光合成をはじめ革新的イノベーションを牽(けん)引します。

首相官邸ホームページ  第二百一回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 より抜粋

日本は、温室効果ガスの削減目標として、2030年度に2013年度比で30%の削減を掲げています。2013年度から5年連続で排出量を削減して、「2012年12月の総理就任以降、順調に削減を実現しましたよ」と言いたくなるのも分かります。でも、肝心なのはこれからです。削減目標達成の決意を示すとか具体的な削減施策を示すとか、もっと強調して欲しいところでした。

2013年度までの残り12年間を同じペースで削減すれば30%の削減目標は楽に達成できます。でも、それは単なる数字の上の話であって、現実はそんなに甘くありません。国際共同研究拠点の研究成果もすぐには得られないので、2030年までの削減実績に反映させることは難しいでしょう。

環境省ホームページに掲載されている報道発表「2018年度(平成30年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について」 の添付資料にある排出量のグラフを見ると、確かに最近5年間は順調に減っています。その要因としては、電力の低炭素化に伴う電力由来の CO2排出量の減少や、エネルギー消費量の減少(省エネ、暖冬等)が挙げられていますが、これまでと同じ要因だけで同じような削減ができるかは疑問です。

我が国のGHG排出量(2018年度速報値)

また、経済成長と温室効果ガス削減を同時進行させながら削減目標を達成しようとするなら、強力な削減対策が必要なはずです。施政方針演説で削減目標達成の決意も具体的な削減施策も示されなかったところに、温暖化対策の取組みへの首相の本気度の低さが現れているように思います。とても残念です。

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