知られざる航空機の8つの安全機能

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ラン航空2567便(2011年12月24日撮影)

ツイッターに「8 airplane safety features you didn’t know existed」という動画(英語です)が投稿されていました。何回も飛行機に乗っていますが、存在理由を知らない機能ばかりでした。

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航空機の8つの安全機能

動画に登場する航空機の8つの安全機能について順に説明していきます。

黄色のフック

主翼の上に黄色の小さなフックがあることを知っていましたか?私は全然気づいていませんでした。

このフックは不時着時に使います。脱出時は非常口から脱出スライドを利用しますが、主翼付近の非常口は脱出スライドに直結していないので、乗客は翼の上を歩くことになります。翼の上は滑りやすいので、避難用ロープを非常口からフックまでつなぎ、さらにフックから脱出用スライドまでつなぎます。

次の動画の後半でフックについての詳しい説明があります(英語です)。前半は4番目に登場する黒い三角形の説明です。

酸素ボンベを積んでいない

飛行機には酸素ボンベを積んでいないことを知っていましたか?

機器の異常などで客室内の気圧が低下すると、天井から黄色の酸素マスクが自動的に垂れ下がるようになっています。ここまでは飛行機に乗った人なら、出発前のビデオや乗務員のデモンストレーションを見て誰でも知っているでしょう。では、どのようにして酸素を供給しているのでしょうか。

酸素の供給方法として、重くてかさ張る酸素ボンベの代わりに、各座席のパネルの上に小型の酸素発生装置が装備されています。酸素マスクを引っ張ると装置内の化学物質が混ざり合って化学反応が起こり酸素が発生します。酸素マスクが下りてきたら、必ず酸素マスクを引っ張ってから、マスクで口と鼻ををおおうようにしましょう。

座席のクッションの耐火性

座席のクッションに燃えにくい素材が使用されていることを知っていましたか?

墜落事故による死亡原因は火災と煙が多いそうです。座席に限らず飛行機の内装品には燃えにくい素材を使用することが規則で定められています。

下の動画は燃焼試験の様子です。華氏1900度は摂氏では約1000度です。

黒い三角形

座席によっては窓の上の方に黒い三角形のマークがあることを知っていましたか?これも私は全然知りませんでした。

この三角形は、乗客の搭乗前にパイロットが主翼のフラップの動作を確認したり除氷状態の確認をするのに適した窓であることを示しています。安全確認をスムーズに行うためのマークです。

昔のSFテレビドラマにちなんで、この座席のことを「ウィリアム・シャトナーの座席」と呼んでいるそうです。

窓の穴

客室の窓には下の方に小さな穴があることを知っていましたか?これは気づいている人が結構多いのではないかと思います。

客室の窓は内側、中間、外側の3層のアクリル樹脂パネルでつくられていて、中間パネルに小さな穴が開いています。

上空では気圧が低く酸素が足りないため機内の気圧を調整しています。その結果、機内外に気圧差が生じて窓にはかなり圧力がかかります。穴のおかげで中間パネルの両側の気圧が均等になるため中間パネルには圧力がかからず、外側パネルに圧力がかかります。したがって過大な圧力がかかって破損するとしたら、先に破損するのは外側パネルで、その後は中間パネルで圧力を支えます。穴は小さいので機内の空気が急激に吹き出すことはありません。

内側パネルは、乗客が中間パネルを傷つけないように保護するためのもので、気密性もありません。もし外側と中間の2枚が破損しても圧力を支えるだけの強度もありません。

また、窓の曇りや霜を防ぐ役割もあるそうです。穴から湿気を逃がしているという説明を見掛けますが、下の方にある小さな穴から可能なのかと考えると、ちょっと腑に落ちません。曇りや霜に関しては、むしろ穴が無い方がいいような気がするのは私だけでしょうか。

離着陸時の消灯

夜間に飛行機が離着陸する際、機内の照明が消されて窓のシェードを上げるように指示されます。その理由を知っていましたか?

これは緊急時に備えて目を暗さに慣れさせるためです。もしも避難することになった場合、暗くても目が慣れていれば周囲の状況をすぐに確認できて、速やかに行動できます。

トイレのロック解除

飛行機のトイレは、ドアをロックしても乗務員が外から開けられることを知っていましたか?

ロックしないと表示が使用中に変わらず誰かがドアを開けるかもしれないし、トイレ内の照明も薄暗いままなので、普通はロックしますよね。でも、乗客がトイレから長時間出て来ない時などのために、乗務員が外からロックを解除してドアを開けられるようになっています。

飛行機のトイレでお楽しみなんて気を起こさない方が身のためです。

トイレの灰皿

飛行機は全面禁煙なのに、なぜトイレに灰皿が備え付けられているのか知っていましたか?

機内のトイレに灰皿を設置することが規則で定められているそうです。理由は、乗客がルールを破って煙草を吸った場合、ごみ箱に吸殻を捨てられると火事の原因になるからです。トイレのごみ箱は燃えやすい紙ごみが多いですからね。

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