
新型コロナウイルスの感染拡大のスピードを抑え、重症者の発生を最小限にとどめるためには、政府や自治体、医療関係者などによる対策だけでなく、国民ひとりひとりが冷静に対処することが必要です。いざという時に慌てないように、個人でできる新型コロナウイルス対策をまとめました。
(参考)厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
症状がない場合
熱や咳などの症状がない場合は感染予防に努めることが大切です。一方、気づかないうちに感染している場合もあるので、他人に感染を広げないための用心も必要です。
うがいや手洗い(手指消毒)の励行
帰宅時や食事前など、こまめにうがいや手洗い(あるいはアルコール消毒液を使った手指消毒)をしましましょう。
マスクの着用
咳・くしゃみが出る場合は、他人に感染を広げないように必ずマスクを着用しましょう。
咳・くしゃみが出ない場合も、人混みではマスクを着用して感染予防に努めましょう。
咳エチケットの励行
マスクを着用していない時に咳やくしゃみをする際は、ティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使って口や鼻をおさえましょう。
人混みを避ける
特に、次のような環境の場所は避けましょう。
- 換気が悪い
- 人が密に集まって過ごすような空間
- 不特定多数の人が接触するおそれが高い場所
このような場所にやむを得ず行く場合には、必ずマスクを着用しましょう。
十分な睡眠・栄養をとる
免疫力が落ちないように、十分な睡眠や栄養をとるように心掛けましょう。
発熱した場合
発熱した場合(37.5度以上)は、仕事・学校を休んで自宅療養しましょう。
外出を控えましょう。やむを得ず外出する場合には、必ずマスクを着用しましょう。
毎日体温を測って、体温と時間を記録しておきましょう。
かかりつけの医者か帰国者・接触者相談センターに相談してから医療機関を受診しましょう。
複数の病院を受診するのはやめましょう。
帰国者・接触者相談センターに相談する目安に該当した場合
以下の目安に該当したら、帰国者・接触者相談センターにまずは電話で相談しましょう。
風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならない場合も同様)39度以上の高熱が出た場合 【2020年3月6日追記】強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
↓ 2020年5月9日修正
- 息苦しさ(呼吸困難)や強いだるさ(倦怠感)、高熱などの強い症状がある場合
- 発熱やせきなど比較的軽いかぜの症状が続く場合
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
以下のような人は、風邪の症状や37.5度以上の発熱が2日程度続いたら相談しましょう。
↓ 2020年5月9日修正
以下のような人は、発熱やせきなど比較的軽い風邪の症状が出た時点で相談しましょう。
- 高齢者
- 基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患)がある、あるいは透析を受けている
- 免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている
- 妊婦
(最後に)報道の内容は真実なのか
巷には新型コロナウイルス関連の情報が溢れていて、中には専門家の見解が対立するものも見受けられます。私もですが、医療の専門知識がない者にとっては、どの情報が正しいのか判断に迷っても不思議ではありません。
次のツイートは、紹介文は少々あおり気味ですが、リンク先の記事本文ではメディアの報じている内容について冷静な検証を行っています。「必要以上に不安を煽られることなく、冷静に対処するため」に一読をおすすめします。
【以下、2020年3月6日追記】
次のツイートは、政府の専門家会議のメンバーへのインタビュー記事に関するものです。3月2日に専門家会議から出された「新型コロナウイルス感染症対策の見解」 にはモヤモヤを感じていた部分( 特に「若者の皆さんへのお願い」の部分 )がこの記事でかなり解消されました。
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